いらっしゃいませ、生命保険を解約しまくったJUNです。
今回は、私が固定費の見直しで一番最初に行った『生命保険の見直し(=解約)』、
その中で3番目に解約した『特定疾病保障保険(私のは終身型)』についてお話したいと思います。
前回の2番目に解約した『新医療保険』についてのお話はこちら↓
改めて前提条件なる私の状況について、ざっとまとめるとこんな感じです↓
【JUNの履歴書?】
- 性別:オス
- 年齢:40代半ば
- 生息地:関東
- 扶養家族:なし、一匹暮らし
- 親兄弟:両親が健在、兄弟はいない
- 職歴:20数年携わったスポーツ用品業界を先日退職
- 生命保険歴:
①学生時代は親が掛けていたっぽい(詳細は不明)
②社会人になり、初勤務地の上司に『生保レディ』へ売り飛ばされる(笑)
③30代半ば、当時の同僚が生命保険会社に転職。そのタイミングで保険会社を②から変更し、幾つかの保険商品を契約。
④保険見直し(=解約前提)を決意するにあたり、両親と友人(現行保険のプレゼン者)とは話済み。
もうちょっと細かくまでお話ししてるのがこちら
それでは今回も、
私の答え(=解約)は出てしまっているのでw
『特定疾病保障終身保険についてのおさらい』と『データを参考にしてみる』ことについて
ちょっとお話をしていきたいと思います。
皆さんの判断材料の1つになれれば幸いです。
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特定疾病保障保険のおさらい
そもそも『特定疾病』って何のこと?
1 特定疾病とは
特定疾病とは、心身の病的加齢現象との医学的関係があると考えられる疾病であって次のいずれの要件をも満たすものについて総合的に勘案し、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因し要介護状態の原因である心身の障害を生じさせると認められる疾病である。1) 65歳以上の高齢者に多く発生しているが、40歳以上65歳未満の年齢層においても発生が認められる等、罹患率や有病率(類似の指標を含む。)等について加齢との関係が認められる疾病であって、その医学的概念を明確に定義できるもの。
2) 3~6ヶ月以上継続して要介護状態又は要支援状態となる割合が高いと考えられる疾病。
2 特定疾病の範囲
特定疾病については、その範囲を明確にするとともに、介護保険制度における要介護認定の際の運用を容易にする観点から、個別疾病名を列記している。(介護保険法施行令第二条)
- がん(医師が一般に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがない状態に至ったと判断したものに限る。)※
- 関節リウマチ※
- 筋萎縮性側索硬化症
- 後縦靱帯骨化症
- 骨折を伴う骨粗鬆症
- 初老期における認知症
- 進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病※
【パーキンソン病関連疾患】- 脊髄小脳変性症
- 脊柱管狭窄症
- 早老症
- 多系統萎縮症※
- 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
- 脳血管疾患
- 閉塞性動脈硬化症
- 慢性閉塞性肺疾患
- 両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症
(※印は平成18年4月に追加、見直しがなされたもの)
・引用元:厚生労働省HPより
『特定疾病』て言われるのが
こんなにあるなんて初めて知りました・・・
保険の場合はとくに、三大疾病と言われる、
がん・急性心筋梗塞・脳卒中
になった場合の保障というのが多いですよね。
特定疾病保障保険の特徴ってどんな感じ?
ざっくり整理すると下記のような感じではないではないかと思います。
- 特定疾病である『がん、急性心筋梗塞、脳卒中により所定の状態(保険会社によって異なる場合あり)』になると保険金を受け取れる。
- 保険期間が一定の『定期型』と一生涯の『終身型』がある。
- 原因が三大疾病(保険が示す疾病)でなくても、死亡または高度障害状態になった場合には死亡保険金、高度障害保険金が受け取れる。(保険会社によって異なる場合あり)
因みに私が契約していた保険は、こんな感じ↓
- 特定疾病=三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)
- 終身型保険
- 死亡や高度障害も保障
- 低解約返戻金特則(※)付き
※「もし保険料払い込み期間中に解約した場合、返戻金の割合は少くなるけど保険料自体もちょっと割安にするよ。」っていう特則。
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ちょっとデータ的なものも見てみる
さてお次は、ちょっとデータを見てみたいと思います。
今回は何のデータかというと、
- 死亡原因と死亡率について
- データから推測される三大疾病を患う確率(ざっくり)
- 平均入院日数
- 1入院当たりの医療費
になります。
数字はウソつかなーい!
(改ざん誤算が無い前提でw)
数値がたくさん出てきますので、数字アレルギーな方はその点ご了承くださいませ。
たくさんの資料やデータがございますが、
今回も厚生労働省のデータをもとにお話を進めていきたいと思います。
1.死亡原因と死亡率について
『今や、三大疾病は早期発見、早期治療で克服できる病気』と言われていますよね。
逆に言えばそれだけ『三大疾病=死・闘病生活』を連想されるわけなんですが、
『生あるものはいつかは死す』ということでその死因は実際のところどうなんでしょうか。
(※”くま” のではなく ”ひと” のデータでねw)
・出典元:厚生労働省HPより
上図は、厚生労働省の資料『生命表_2018年』からのものです。
どんずば、がん・急性心筋梗塞・脳卒中の数値‼
ではなく、”それを含む分類”で話を進めさせてもらうのですが、
構成順位を見ていくと
1位_がん ⇒悪性新生物:27.4%
2位_急性心筋梗塞⇒心疾患:15.3%
4位_脳卒中 ⇒脳血管疾患:7.9%
と、死因TOP3独占!ではありませんでしたが
3つで死因の約50%を占めているのですから、
たしかに『三大疾病=死』をイメージさせるに十分な結果になってると思います。
3位の『老衰』は疾病ではないですからね・・・
まあ、「天寿をまっとうされた」というべきなのでしょうか・・・
ここからちょっと深堀して、
性別・年齢階級別に見てみるとこんな感じ↓
・出典元:厚生労働省HPより
意外だったのは、
心筋梗塞(心疾患)や脳卒中(脳血管疾患)が20歳代以降一定の割合を占めているのに対して、
がん(悪性新生物<腫瘍>)の構成比が60歳代を境にして減少している点です。
その代わりといっては何ですが、『老衰』がやっぱり増加していきますよね・・・
それと話の本題からは反れてしまうのですが、
死因の『自殺(ピンクの斜線部分)』が10~50歳代で結構な構成を占めている・・・
というのが、個人的には言葉に詰まる現実を突きつけられた感を強く感じました。。。
話を戻しまして、
続いては死亡率の年次推移も見てみましょう。
・出典元:厚生労働省HPより
今度は、
がん(悪性新生物<腫瘍>)、心筋梗塞(心疾患)の死亡率が年次に応じて右肩上がりに対して、
脳卒中(脳血管疾患)は1960年代頃を境に、マイナス傾向に転じている。
ということがうかがえます。
2.データから推測される三大疾病を患う確率(ざっくり)
確かに死因の約50%を占める三大疾病、
じゃあこれを患っている方々や患う確率はどのような感じなのでしょうか?
ある一時を切り取って見てみたいと思います。
・出典元:厚生労働省HPより
上図は厚生労働省の『患者調査』からの抜粋になりますが、
この調査によると2017年10月時点で、
がん(悪性新生物<腫瘍>)⇒1,782千人
心筋梗塞(心疾患) ⇒1,732千人
脳卒中(脳血管疾患) ⇒1,115千人
そして総務省統計局のデータでは
日本の総人口(2017年10月)⇒ 126706.0千人
ちょっと乱暴な計算になりますが、
それぞれ患う確率は
がん(悪性新生物<腫瘍>)⇒1.41%
心筋梗塞(心疾患) ⇒1.37%
脳卒中(脳血管疾患) ⇒0.88%
とも言えます。
3.平均入院日数
続いても同じデータからになります。
・出典元:厚生労働省HPより
ここでは、
がん(悪性新生物<腫瘍>)⇒平均16.1日
心筋梗塞(心疾患) ⇒平均19.3日
脳卒中(脳血管疾患) ⇒平均78.2日
となっています。
脳卒中(脳血管疾患)の在院日数が2か月半と飛びぬけているという。
ちょっと『退院の定義(生死の状況など)』が読み取れなかったので何とも言い難い部分はありますが・・・
4.1入院当たりの医療費
できれば同じ集計方法のデータを用いたかったのですが、
患者調査にはそのデータが無かった(見つけられなかった?)ので、前回同様に同じ厚生労働省の『医療給付実態調査』からとなります。
そのため(集計方法が異なるため)、先の2つのデータとの整合性は低くなると思われますのでご了承ください。
・出典元:厚生労働省HPより
これによると1入院当たりの医療費は、
がん(悪性新生物<腫瘍>)⇒平均1,035,243円
心筋梗塞(心疾患) ⇒平均969,039円
脳卒中(脳血管疾患) ⇒平均2,067,401円
となってます。
繰り返しになりますが、
ちょっと乱暴な計算と言い方をすると
- 死因における三大疾病(大枠で)の割合 ⇒計50.6%(※但し年齢層によって大きく異なる)
- 三大疾病を患う確率 ⇒計3.68%(※一時点において)
- 平均在院日数 ⇒約20日(※脳血管疾患のみ78.2日)
- 1入院当たりの医療費 ⇒約100万円(※脳血管疾患のみ平均2,067,401円)
「この確率を自分は引いてしまう!」
「この日数を入院し、医療費を支払うと家計が破綻してしまう!」
という人は、
掛け金と保障内容にもよりますが医療保険の契約・継続するという選択肢もありなのではないでしょうか。
特に脳卒中(脳血管疾患)は平均在院数が約2ヶ月半でもあるため、その間の家賃等などの生活費といった支出も考慮が必要ですしね。
私のは解約するまでの間、保険料を5千円強/月 支払っておりました。
9年ほど経過で解約返戻金の割合は約50%くらいでした。
(既払込保険料に対して)
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まとめ
- 保険の選択・決断(加入、解約や変更)は、その人を取り巻く環境(前提条件)によって千差万別です。
- 選択、決断をするときは『感情』を一旦脇に置いておく(別物にする)するのが吉。
- 知識武装しないと良い獲物になってしまいます(笑)
- ご自身の経済環境は常に変わっていると思います。その保険の給付金や保険金がないと本当に家計が破綻してしまうのか?時々見直してみる事をおすすめします。
- 特定疾病保障保険の特徴は主に3つ
1.特定疾病である『がん、急性心筋梗塞、脳卒中により所定の状態(保険会社によって異なる場合あり)』になると保険金を受け取れる。
2.保険期間が一定の『定期型』と一生涯の『終身型』がある。
3.原因が三大疾病(保険が示す疾病)でなくても、死亡または高度障害状態になった場合には死亡保険金、高度障害保険金が受け取れる。(保険会社によって異なる場合あり)
- 厚生労働省のデータ(患者調査、医療給付実態調査)をもとにちょっと乱暴な計算をすると、
1.死因における三大疾病(大枠で)の割合 ⇒計50.6%(※但し年齢層によって大きく異なる)
2.三大疾病を患う確率 ⇒計3.68%(※一時点において)
3.平均在院日数 ⇒約20日(※脳血管疾患のみ78.2日)
4.1入院当たりの医療費 ⇒約100万円(※脳血管疾患のみ平均2,067,401円)
となります。リスクと支払い(保険料)は見合ってますか?
- リスク許容できる資産やキャッシュフローを生み出す仕組みを構築するため、保険料分をそれに充て直すという選択肢。
今回はここまで。
次回は、まぜるなキケン‼((笑)『外貨建て特殊養老保険』についてお話したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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