いらっしゃいませ、『元スポーツ用品業界サラリーくま』のJUNです。
今回は新シリーズを始めたいと思いまして、テーマは『スポーツ』になります。
せっかくスポーツ用品業界にいるいたんでね。。。
メインは入門者・初心者向けの用品・用具の選び方について話していこうかなと思っていますので、「店員に聞くのはちょっと苦手」な人や、
「情報を自分で集めるのが好き」な人も選択の参考にしていただければ幸いです。
ホントは一番好きな『スキー・スノーボード編』から始めたかったんですが、なにぶん体調が安定せず、気付けばもう春というね・・・
えーそれではお題の通り、『トレッキング編』から始めていきたいと思います‼
登山・トレッキング・ハイキングの違いについて
分かりやすさ優先で、blog上では『トレッキング』という表現になるべくまとめて話を進めていきますが、似たような言葉で『登山』や『ハイキング』なんて言葉もありますよね。
登山、トレッキングにハイキング、似たような言葉(表記)が色々あるけど何が違うの?
と、実際よくお客さんに聞かれる事もありました。
言葉自体の意味合いを説明すると、大きくはその目的に違いがあります。
簡潔にまとめてしまうと、
- 登山 →主に山の頂を目指す事を目的に山へ登ること。
- トレッキング→山歩き。登頂よりも風景や他の楽しみの方がメイン目的。
- ハイキング →自然を楽しむために野山を歩く(山である必要性はなく、平原などでもよい)
といった具合になります。
これだと、はしょりすぎてるのでもう少しだけ細かくお話ししていきますが、その区分自体よりも『自分(達)が何をしたくて、いつ、どこへ行きたいのか』という方が大事なので、具体的なイメージを膨らましてみてくださいね。
それによって必要な道具(装備)や心構えが変わってきちゃいますからね。
登山
主に山の頂を目指して登ることを目的としていますが、広い意味で山に登ること自体を指してしまいますので、
- 標高数千メートルの高い山から数百メートルの低い山まで、
- 整備された登山道があっても無くても、
- 登る時期が夏だろうと冬だろうと、
- 日程が日帰りでも1週間でも、
言ってしまえばどれも『登山』です。。。
トレッキング
登頂よりも風景や植物など他の楽しみ方をメインの目的にした山歩き。
山歩きといっても、徒歩に限らず自転車やスキーを使うケースもあります。
フィールドの標高、日程の長さや季節の違いが係わってくるのは登山と一緒です。
ハイキング
植物観察など自然を楽しむことを目的に野山を歩くことですが、必ずしも山である必要はなく、平原などを歩くことも含まれます。
どちらかというと平坦で道も整備されているところが多く、日程的にもほぼ日帰りが大半です。
トレイルランニングといった、スポーツの種類やフィールドを跨いだものはそのスポーツ寄りのお題のときにお話ししたいと思います。
登山・トレッキングは危険?
極論を言ってしまえば、『危険』だと私は思います。
自然は様々な表情を持っているので、痛ましいことに近所の穏やかな浅瀬での川遊びでさえも命を落とす、という事故のニュースを毎年のように目にしてしまうのですから。
だからといって、必要以上に臆することもありません。
どんな危険性を含んでいるのかを理解して装備や心構えの準備をすることによって危険度は下げる事ができますし、
安全性を高めるために登山道などの環境整備を行ってくれている方々や、安全を見守ってくれているガイドの方々も多くのフィールドに沢山いらっしゃいます。
残念ながら、弾丸登山や目的に合わない軽装で挑もうとする人達が後を絶たないので注意躍起の意味で必ず、伴う危険性の話はしてましたね。
トレッキング参加人口や話題の変遷についての小ネタ
2018年の「スポーツの実施状況等に関する世論調査」という18~79歳を対象とした調査によると「この1年間で実施したスポーツの種目」で、
登山・トレッキングは男性:4.9%、女性:3.0%で13位だったようです。
順位や比率をみると微妙に見えますが、野球、サッカーやテニスといったメジャースポーツより多いという状況です。
因みに1位はウォーキングで男女とも50%後半でダントツです。
ポジティブな話題としては、
- 2009~10年頃の山ガールブーム(←もう10年も経つんですね)
- 2013年の富士山の世界遺産認定
- 2016年国民の祝日、山の日制定
逆にネガティブな話題だと、
- 2011年の東日本大震災
- 2013年の御嶽山噴火による火山災害
と、いうようなことがありました。
その時起こった事象によって参加人口も増減しているようですが、
山の事故(山岳遭難)は年々増加傾向にあります。
2017年の遭難発生件数は2,583件の3,111人(警察庁公表)で、
負傷者・死者・行方不明者の数は1,208人にものぼっています。
危険性を煽るつもりは無いですし、用品販売の関係者だからと言って余計な商品を勧める気もありませんが、準備や計画はやはり大事です。
まとめ
- 登山、トレッキング、ハイキングの違いはそのメイン目的の違いです。
- 区分けのニュアンスよりも、『どんな事をしたいのか具体的なイメージ』が大事です。
- 登頂だけでなく、風景・植物の観察や写真、テント泊など、トレッキングの楽しみかたは沢山あります。
- どんな事をしたいかのプランによって、必要な道具や伴う危険性が変わってきます(=準備は大事)。
- 弾丸登山や、目的に見合ってない軽装は大変危険です。自然をなめてはいけません。
今回はここまで。
次回は、「トレッキング用品の選び方」についてお話ししていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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