いらっしゃいませ、『元スポーツ用品業界サラリーくま』のJUNです。
先日、サッカースパイクの選び方で少しだけ触れたのですが、
今回は、『フットサルシューズ』に絞って、ちょっとだけ詳しくお話していきたいと思います。
先日の一部抜粋的な感じですが・・・よろしくどうぞ。
サッカースパイクのお話はこちら↓
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ポイントは3つ、『プレイするピッチ(コート)の種類』と『軽量性・通気性を重視するか』『足裏の感覚』
①ピッチ(コート)の種類
フットサルの場合、大きく2つに分かれます。
1.TF(ターフ)
屋外のフットサルコートに多いですね。
基本的に毛足の短い人工芝(一般的にショートパイルと呼ばれる人工芝)で造られたコートの事を指します。
TF向けのシューズの特徴としては、
ショートパイル人工芝、地盤・土に対して摩擦によるグリップ力とスパイクに比べ脚への負担を軽減するために、スタッド(と言うよりイボイボ?)は小さく高さも低く数も多く、ソール部分全体がゴム製になっています。
いわゆるサッカーの『トレシュー』ってやつです。
こんな感じ↓
・出典元:プーマHPより
2.INまたはIC(インドアコート)
主に体育館のことですね(上の画像は体育館ではないですが・・・)。
木材や場合によってアスファルトなど体育館やインドア施設で見られる表面が平らなコートを指します。
IN(IC)向けのシューズの特徴としては、
平らで固い地面?からの衝撃を考慮して、スタッドは無く他のインドアスポーツであるバレーボールやバドミントンシューズのように平らでゴム製のアウトソールで摩擦によるグリップ力を追求しています。
こんな感じ↓
・出典元:アンブロHPより
②軽量性・通気性の話
サッカースパイク編では、アッパー部分(スパイク・シューズの上側、足の甲側の部分)の素材として、
- 合成皮革
- 人工皮革
- 天然皮革
この3つの素材のどれを選ぶかで『耐久性⇔フィーリング性』どっち寄りをとるかというお話をしました。
この素材が違う点がお値段にもリンクしちゃう点もね・・・
フットサルではここにもう1つ存在感を強くする素材があります。
それは・・・『合成繊維』です。
合成繊維の特徴として、
『皮革に比べ軽量化しやすい』
『比較に比べ通気性(シューズ内の熱・水蒸気を外に逃がす)を得やすい』
といったことが挙げられます。
これがなぜ存在感を強めるかと言うと、
フットサルでは『クイックネスを求められる動き』が多く、
そしてフットサルに限らず『運動によりシューズ内の温度・湿度が上昇するとパフォーマンスが低下する』ためです。
以前からフットサルシューズ(特にIN・IC)はこの合成繊維をアッパーに織り交ぜ、
『人工・合成皮革×合成繊維』のタイプが多くありました。
こんな感じ(グレーの部分が合成繊維)↓
・出典元:アンブロHPより
人工・合成皮革と合成繊維の割合はメーカー、モデルによって異なり、
合成繊維の割合を広げて『軽量性重視』にしたり、
逆に合成繊維の割合を狭め『サッカースパイク(HGやFGなど)と同じフィーリング』という特徴を持たせたりと様々です。
『天然皮革』はほとんど見ませんが、中にはこんなの↓もあります・・・
・出典元:ナイキHPより
・出典元:アディダスHPより
ほぼ合成繊維・・・
生地の表面に特殊なコーティングや加工を施して、耐久性だったり他の性能を補填しています。
個人的には、「耐久性を上げているけど皮革製品と比べると、う~ん・・・」といった印象です。
さあ、あなたはどの特徴を求めます?
ちなみにこの『特殊加工された合成繊維』のモデル、けっこーいい値段します(笑)
③足裏感覚について
フットサルのスキルにおいて、『足裏を駆使したテクニック』は重要な要素の1つです。
このテクニックを磨くには「シューズの作りがどうこう・・・」と言うよりは、次にお話しする『実際試着してのフィーリング』が重要になってきます。
基本的にフットサルシューズ(IN・IC)は他の室内スポーツシューズ(バレー、バスケなど)に比べ、ミッドソールを含めたいわゆる『靴底』という部分が薄めで足裏の感覚が伝わりやすくなっています。
バレーやバスケは上下の動きがありますからね、着地の衝撃緩和も必要ですから当然といえば当然・・・
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おさらい、試着の仕方や確認ポイント
さて、3つのポイントである程度商品を絞ったら次は試着で自分の足に合うかどうかの確認です。
しつこいようですが見た目がカッコよくても足が合わないとね・・・
試着の仕方のおさらい、
- 靴紐(シューレース)、ベルクロ(マジックテープ)を緩める。
- 足を入れたら踵を床に軽くトントンとして靴の踵側に足を合わせます。
- 靴紐を爪先側から順番に締め上げます。
- 両足を履いたら軽く歩いたり屈伸をして、違和感を感じる部分がないか確認します。
履き心地の確認ポイントとしては4つ、
- 踵周りがずれずにぴったりと包まれている感覚があるか。
- 指先や踵など部分的に圧迫や違和感を感じるところはないか。
- しっかりと締めているのに足がずれ動くことは無いか。
- 歩行時に前に進みにくい(次の足が前に出づらい)感覚はないか。
になります。
指先が確認しずらかったら、インソール(中敷き)をシューズから出し、踵を合わせて乗せてみましょう。
指先は5㎜前後の余裕を見とけばまずは大丈夫です。
多めに見ても、手の指幅1本分弱くらいがよいです。
「成長期だから・・・」などといって余裕を見過ぎてしまうと、ケガの危険性が高まりプレーの上達も妨げる可能性が出てきます。
さて、ここまではどのジャンルでも共通になりますが、今回はフットサルなので試着しながら
『足裏から伝わる情報』にも気を向けてみてください。
- 試着している下のマット、もしくは床の凹凸の感じ方。
- もしくはTFシューズの場合、スタッド(ゴムのイボイボ)一つ一つの感じ方。
などなど、複数を履き比べてより鮮明に感じれるもの(個人のフィーリングレベルです)がいいでしょう。
ただ鮮明に感じれる分『突き上げなど足裏への衝撃感』といった負荷も受けやすくなる可能性が高くなる為、プレイ前の準備運動やプレイ後の身体ケアも忘れずに。
ちょっと悲しいお話・・・
2002年サッカーのワールドカップ(日韓共同開催)によりサッカー人気がステップアップするとともに、サッカーよりも少人数で老若男女問わず気軽に楽しめることで人気が高まっていったフットサル。
2007年にはサッカーのJリーグをモデルとしてFリーグ(公式HP)も設立されました。
しかしながら『レジャー白書(公益財団法人日本生産性本部)』によると、
フットサル競技人口は2011年の370万人をピークに年々減少し2015年には半分以下の150万人となっているというフットサル環境について数年前に経済記事で取り上げられるまでに至りました。
・引用元:東洋経済オンラインHP
2018年の「スポーツの実施状況等に関する世論調査」という18~79歳を対象とした調査でも
「この1年間で実施したスポーツの種目」で、
『フットサル』だけでなく『サッカー』すらも上位20種目にその名はありませんでした。
(ただこれに関して言えば上位20種目は1~2人という個人で行える種目が独占しているので、そもそも国内的に団体スポーツ⇒個人スポーツの流れが続いている事実も表しています)
実は私が属している会社がFリーグとパートナー契約(詳細は伏せます)しているので、そういった意味でも状況のもどかしさを感じますね・・・
フットサルに限らず、より多くの人がより気軽にスポーツや運動に触れ、楽しみや喜びを見出してもらうには課題がつきませぬ・・・
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まとめ
- シューズ選びのポイントは、『自分がプレイするピッチに合っていること』『自分が軽量性を重要視するか』『足裏の感覚が研ぎ澄まされるか』の3つです。
- コートが人工芝ならTF用シューズを、木材など平らならIN・IC用シューズを。
- 軽量性・クイックネスを重視するなら『オール合成繊維(特殊加工)』という選択肢もあります。
- 同一モデルのHG用、TF用、IN用で揃えピッチ(コート)を問わずフィーリングを近似値にするという選択も可能です。
- IN・ICシューズを人工芝コートで使用するのは滑るのでキケンです。(足裏感覚はTF用より得られますが・・・)
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今回はここまで。
次回は、『ウェア・アクセ編』としてシューズ以外のアイテムについてお話ししたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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