いらっしゃいませ、にわかトレッカーのJUNです。
前回のお話しはこちら⇩
今回は三種の神器2つ目、レインウェア(雨具)についてお話していきたいと思います。
あと私事ではありますが、今回でよーやくの『まずは通算10話目』になりました。。。
blogの参考にさせていただいてるクロネさんの『100記事スタンプカード』を自分のマイルストーンとして、載せさせていただきました。
それでは『レインウェア編』始めていきたいと思います。
撥水と防水の違いって? 用語の基礎知識
選び方の前準備として先ずは、よく使われる用語の意味合いについて理解しときましょう。
『撥水』に『防水』、『耐水』といった似て非なる用語が出てきます。
脳みそから煙が出ないよう、今回はなるべく簡単に話していきますね。
先ずは、さくっと説明すると下図のようになります。
用語 | 意味 |
---|---|
撥水 | 生地の表面に付いた水を水玉のままコロコロっとはじく機能 |
防水 | 水を生地の内側に通さない機能 |
耐水 | 水に強い性質のこと、『耐水圧:●●mm』という数値によって強さを表すことが多い |
透湿 | 水蒸気が生地を通りぬけること、『透湿性:●●g/㎡』という数値によって抜けやすさを表す |
防風 | 生地が風を通さないこと |
次に、それぞれについて少し補足をしていきますね。
撥水性についての補足
出典元:日本ゴア株式会社HPより
上の画像が撥水機能が効いている状態ですね。
- 撥水機能は生地の表側(レインウェアでは多層構造が一般的なので表生地)に加工して機能を持たせます。
- 撥水機能は『汚れ』と『擦れ』が苦手です。
- 生地の表面が汚れたり擦れてくると画像のように水玉にならず、ベチャっと濡れているようになり、この状態は特に透湿性に悪影響を及ぼします。
透湿性以外にも『重さ』、『冷え』にもつながってしまうので、やはり手入れは大事! という事ですね。
防水性についての補足
- ビニール雨合羽は防水性という意味では強力ですが、透湿性がないのでトレッキングのように『動きが多い時の着用』には向いていません。
自転車通勤・通学などで経験済みの人も多いとは思いますが、
結局『自分の蒸れ』で濡れちゃうんですよね・・・
- 防水性と透湿性はセットにして考えましょう。外からの水の侵入を防ぎ、内からの蒸れを逃がす『防水・透湿素材』に着目してみましょう。
- 縫い目を防水するために、生地(防水・透湿素材)の内側から目止めのテープ(シームテープ)が加工されています。
価格が安いものは縫い目に対して防水処理を行っていないものもあるので気を付けてください。
耐水性についての補足
- 耐水圧の測り方は複数存在するので、必ずしも『数値が同じ=同じ性能』とは限りません。
- 一般的に雨の強さは500~1,500mmくらいで、1,500mmにもなると痛くて立ってられなくなります。
- 傘の耐水圧はだいたい500mm前後です。
- 座ったり、荷物を背負ったりと圧力がかかる場面があるので数値的に雨の強さ以上の耐水圧が必要になってきます。
体重70㎏ぐらいの人が濡れた場所へ膝をつくと約10,000mmの圧力がかかると言われています。
- 計測方法の違いはあっても『耐水圧20,000mm以上』あれば、よほど過酷な状況でない限り体感差は感じないと言われています。
透湿性についての補足
- 透湿性が不十分だと結露の状態になり身体が濡れます。(汗冷えも)
先の『ビニール雨合羽で濡れる』大概の原因はこの結露によるものですね。
- 蒸れ(水蒸気)を外に逃がすには、レインウェアの中に着ているウェアも蒸れを逃がす(吸汗・速乾性能)力が必要です。
- 防水透湿素材は極論、外からの水蒸気も通します。(※外側のほうが内側より高温多湿の場合)
まあ、日本ではまずないですかね。
防風性についての補足
- 人は『空気のかたまり』が皮膚に当たると風を感じるので、メッシュなど隙間が多くある生地ほど風を感じやすなります。(逆にゴムやビニールは隙間がないので風を感じません)
- 防水・透湿素材を使用しているレインウェアは構造上空気は通しますが、構造の複雑さから『空気のかたまり』としては通さないので、『風対策』としても使用できます。
風対策用に別途購入する出費と荷物の量を抑えられますね。
ちょっと長くなってしまいましたが、前準備が終わりましたので次から選び方のポイントに入っていきます。大きくは2つになります。
どの程度の機能素材(保険)に投資するか
出典元:日本ゴア株式会社HPより
さあ機能の意味合いが分かったところで、レインウェア選びのポイント1つ目はこの『機能(素材)にどれだけお金を出すか』というところになります。
素材の種類やその説明はまた別の機会にということで・・・
価格もピンキリだし、防水・機能素材の種類も今ではたくさんあるので、以前の話では簡潔に下図のように3択にしました。
価格(上下で) | 素材 |
---|---|
30,000円以上 | GORE-TEX(ゴアテックス)を代表する高機能防水・透湿素材を使用 |
10,000円~30,000円 | GORE-TEX(ゴアテックス)比べ性能が劣るが防水・透湿素材を使用 |
10,000円以下 | 価格優先で性能は二の次素材を使用 |
※価格はおおよその目安です。
個人的なおすすめは、長い目でみて『GORE-TEX(ゴアテックス)を使用したもの』です。
確かに値は張るんですが、使い比べてみるとね・・・
私が一番体感差を感じてるのがその耐久性(経年劣化耐性)です。
用途や使用頻度に多少の違いはありますが、他の防水・透湿素材が劣化で層が剥がれたり、ぽろぽろと粉をふいていく中でGORE-TEX(ゴアテックス)のものが一番長生きしています!!。
(※あくまで個人の感想です)
さすがに値段が・・・という人は、
『耐水圧・透湿性能値がGORE-TEX(ゴアテックス)の約3分の2で、価格は約2分の1』
というコストパフォーマンスに優れたものも、10,000~30,000円の価格帯にあります。
ある意味、どれくらいお金を出すかは保険の種類を考えるのと同じと思ってもらっていいと思います。
用途によって適した形状とサイズ感が変わる
レインウェア選び2つ目のポイントは、形状とサイズになります。
形状については基本的に、『上下セパレート(ジャケットとパンツ)』の一択なのですが用途・目的が『野外フェス』など移動を伴わなかったり、風の影響をさほど気にしなくてもよければ『ポンチョ』という選択肢もあります。
ちなみにポンチョは風に煽られやすいといった弱みがありますが、着脱が簡単で速い、商品によってはタープのようにちょっとした雨除けの屋根として使える、といった強みもあります。
次にサイズ感についてですが、これは気温(いつ、どこに行くのか)に左右されます。
何故なら、気温によってレイヤー(重ね着)の仕方が変わるからです。
因みに標高が100m上がると気温は約0.6℃下がります。
平地で30℃でも、標高3,000mでは約12℃になります。
中に薄手のシャツだけで行けるのか、それともフリースやダウンなど重ね着が必要なのか、それだけでもだいぶサイズ感が変わっちゃいますよね。
サイズ感でもう一つだけ確認してもらいたいのが、腕周りと足回りです。
手足を動かしますからね。
試着したら肩を回したり屈伸をして突っ張るところがないかと、手首足首が隠れるだけの十分な袖・裾丈の長さがあるか確認してみましょう。
まとめ
- 先ずは、『撥水』『防水』『耐水』『透湿』『防風』言葉の意味合いを知りましょう。
- 防水性と透湿性は1セットにして考えましょう。(どっちも重要)
- おすすめ防水・透湿素材はやっぱりGORE-TEX(ゴアテックス)!!
- 標高が100m上がると気温は約0.6℃下がります。(⇒サイズ選びが変わる)
- レインウェア選びは保険選びに似ています。
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今回はここまで、
次回は、「初心者向けの必要な装備の選び方_#4」でザック・デバックについてお話ししたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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